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または、長崎の民話。
ここまで出てくると、どこかからの又聞きをうすら聞いてホントに挑戦しちゃうおっ母さんが可愛そうになってくる。

むかしむかし、あるところに、やりくりやりべえという人がいました。

ある日、お母さんがとうふを食べたいというので、やりべえはとうふやにいって、とうふを一丁かいました。
その帰り道、若者たちがナベをかこんで、これからドジョウ汁を作ろうとしているところに出会いました。
ナベには、うまそうなドジョウがたくさん泳いでいます。

名案を思いついたやりべえは、若者たちにたのみました。

「すまんが、おっかあに食わせるとうふを、ついでに煮てもいいかな」
「ああ、勝手に使うがいい」
「それは、すまんことで」

おしゃべりに夢中な若者たちは、やりべえの悪だくみに気づきません。
ナベのお湯があたたまってくると、ドジョウはあつくてたまらず、冷たいとうふに次々ともぐりこみました。
やりべえは、ドジョウが一匹のこらず、とうふにもぐりこむのを見届けると、

「おおっ、そうじゃ、急ぎの用を思い出したので失礼する」

と、言って、とうふをひきあげると、急いで家に帰っていきました。
やがて、若者たちはおしゃべりを終えて、

「さあ、もう食べ頃になったはずじゃ」

ナベのふたをとったところが、ドジョウの姿はありません。

「ああっ、やりべえに、してやられた」

やりべえの悪だくみに気づいた時には、もう後の祭りでした。

同じ話は、吉四六さん〔イカの「たべぶぎょうのしりとり」〕、一休さんのとんち話〔女性声優とか〕でも取上げられているそうです。

参考資料;
あたまが良くなる日本のとんち話
イカの「たべぶぎょうのしりとり」
一休さん

どじょう基本編
どじょう地獄試食大会まとめ
 

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