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初めて見る「木綿豆腐」の記述。
観察してます。
観察してます。
「小学生の頃だったろうか、県北の田舎町に嫁いだ姉を訪ねた、冬休みのことである。
雪深い土地で、瀬戸内育ちのボクには、囲炉裏や、天井に顔出している二階間の掘り炬燵の釜尻など、雪国の生活様式全てが物珍かった。
更にボクを驚かせたのは、その夜出されたドジョウ鍋であった。
囲炉裏に吊された鉄鍋に水を張り、昆布一片と生きたままのドジョウ20匹ほどが放された。
鍋の水がだんだんと熱くなりドジョウが悶絶し始める頃を見計らって、大きな木綿豆腐一丁が丸まま鍋に放り込まれた。
ドジョウは手品のように一瞬のうちに冷たい豆腐の中に潜り込み、鍋の中には豆腐だけが残った。
そのままくつくつと煮られた後、奴に切られた豆腐が椀に入って出て来た。
豆餅の切断面に似て、ドジョウの胴体が白い豆腐に水玉模様のようであった。
ボクの記憶はそこで途絶えている。」
by 風戸一太 in 景色の肖像
どじょう基本編
どじょう地獄試食大会まとめ
2ch住人の体験談
雪深い土地で、瀬戸内育ちのボクには、囲炉裏や、天井に顔出している二階間の掘り炬燵の釜尻など、雪国の生活様式全てが物珍かった。
更にボクを驚かせたのは、その夜出されたドジョウ鍋であった。
囲炉裏に吊された鉄鍋に水を張り、昆布一片と生きたままのドジョウ20匹ほどが放された。
鍋の水がだんだんと熱くなりドジョウが悶絶し始める頃を見計らって、大きな木綿豆腐一丁が丸まま鍋に放り込まれた。
ドジョウは手品のように一瞬のうちに冷たい豆腐の中に潜り込み、鍋の中には豆腐だけが残った。
そのままくつくつと煮られた後、奴に切られた豆腐が椀に入って出て来た。
豆餅の切断面に似て、ドジョウの胴体が白い豆腐に水玉模様のようであった。
ボクの記憶はそこで途絶えている。」
by 風戸一太 in 景色の肖像
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